確かにYouTubeとは違う。とはいえ、YouTubeでスライドショーを投稿して共有することはできない。
急成長する生産性スイート「Zoho」に、ワープロ書類、スプレッドシート、PDFファイル、スライドショーなどを共有する、明快そのもののユーティリティ「Zoho Share」が追加された。オンラインアプリケーションであるZoho Shareが読み込めるのは、いくつかの一般的な書類形式(「Office 2007」の.docx、.xlsx、および.pptxにはまだ対応していない)と、そしてもちろんZohoの書類だ。Zoho Shareは読み込めるファイル形式すべてについて、埋め込み可能なビューアを作成する。ほかの共有システムと同様に、ユーザーは各ファイルにコメントをつけられる。
私が試した正式リリース前のベータ版ではアップロードが機能せず、ユーザーを限定して共有する方法も見つからなかった。すべてのファイルが全員に公開されている。しかし、転載禁止からパブリックドメインまで、ライセンス方法を選んでタグ付けするのは簡単だった。制約としてはほかに、閲覧時の拡大縮小の機能が欠けている。PDF書類が小さなウィンドウに100%の倍率で表示されるため、水平方向のスクロールなしには大半が読めなかった。しかし、プレゼンテーションはどれもフルスクリーンで閲覧でき、この点は便利だ。
Zoho Shareは「Scribd」「Docstoc」「SlideShare」といった「書類のためのYouTube」を目指すサービスと競合する。こうした機能はコモディティ化しつつある。YouTubeの場合と同様、違いを作り出すのはコミュニティーだ。Zohoの場合はいまのところ、生産性スイートの共有機能としての意味がある。それ以外の形式のファイルを共有できる機能はおまけにすぎない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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