Salesforce.comが米国時間8月21日、第3四半期の業績について慎重な見通しを示したのを受け、午前中の取引で同社株価が下落した。
同社株価は、20日の終値は65.30ドルだったが、21日の午前の取引で55.80ドルまで値下がりした。
Salesforce.comは、第3四半期の売り上げについて、アナリスト予想をわずかに下回る2億7300万〜2億7400万ドルになりそうだと発表した。
投資銀行Piper Jaffrayは21日、Salesforce.com株を「Buy(買い)」から「Neutral(ニュートラル)」に格下げした。
Salesforce.comの株価は、第2四半期(5月〜7月期)の業績が好調だったにも関わらず下落した。7月31日に終了した同社第2四半期の売り上げは2億6310万ドルで、前年同期比49%増、前期比6%増だった。サブスクリプションの売り上げが前年同期の1億6000万ドルから2億3970万ドルに増加し、またサービスの売り上げが前年同期の1660万ドルから2340万ドルに増えた。
同四半期の純利益は1000万ドル(1株当たり8セント)で、前年同期の370万ドル(1株当たり3セント)から大幅に増加した。
Salesforce.comは20日、シカゴに拠点を置くコールセンター向けソフトウェアメーカーInStranetに対するおよそ3150万ドルの買収を発表した。Salesforce.comは、InStranetの技術を社内で使用するだけでなく、18カ月以内にローンチ予定の新たなSaaS(サービスとしてのソフトウェア)サービスとして提供する予定だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」