「cloud computing」という用語の商標登録の実現に向けたDellの取り組みがまた一歩後退した。米特許商標局(USPTO)は先週、Dellに対し同社の申請を受理しないと通知した。しかし、これはまだ最終決定ではない。
特許商標局は米国時間8月12日、Dellに対し、同社が行った「cloud computing」の商標登録申請を却下すると通知した。同局は、却下の理由として次のように述べている。「申請された商標は、単に申請者のサービスの機能や特徴を表す用語にすぎない。(中略)申請された商標は、単に説明的であるということに加え、特定サービスとの関連で総称的と思われる。したがって、同商標は、申請者のサービスの識別名として機能できない」
特許商標局は、「cloud computing」という用語は総称的すぎると判断したが、Dellは、最終決定を下す前の6カ月間で、同局の決定に対する証拠や反論を提出できる。
特許商標局は当初、7月8日にDellに(cloud computingの)商標を与えるとしていたが、8月7日にその決定を撤回した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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