NTTコムとNTTデータ、SaaS型サービスで市場開拓を目指す

 NTTコミュニケーションズとNTTデータは次世代ネットワーク(NGN)の利用を促す新サービスとしてグループ企業の技術を融合し、SaaS型で提供する。

 NGNは回線ごとに利用者を特定することができるセキュリティの高い高速回線であるという特徴がある。今回のSaaS事業ではこの特徴を生かし情報流出などのリスクを回避しながら利便性を高めることができるという。

 同サービスはNTTコムとNTTデータそれぞれSaaS関連のシステムを構築することで、投資の重複をなくし、顧客企業が高度なサービスを受けられるようにすることが目的だ。

 具体的にはNTTコムの持つ料金回収代行や他者通信網との相互接続機能、そしてNTTデータの個人認証、電子決済等の機能を連携させて運営する。

現在、国内のSaaS市場は400億円でまだまだ発展途上段階、しかし2012年には20倍の8000億円近く成長するという予測もある。今年に入りKDDIなどの通信大手も参入している。

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