新規上場2社が公開価格割れ--ベンチャーの資金調達にも今後影響か - (page 2)

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 しかし8日7日の取引開始時、両銘柄とも買い注文より売り注文が勝り、売り気配でスタートした。ベンチャーリパブリックは買い注文が増えないまま推移し、初値は公開価格比6.7%安の2800円となった。

 一方のトライステージはさらに厳しく、上場初日は取引が成立しなかった。売り気配で上場初日に売買が成立しなかったのは、2007年11月に名古屋証券取引所2部へ上場した桧家住宅以来。新規上場マーケットは一時期より人気が低迷しているが、それでも公開価格割れとなる案件は地方市場が中心だった。比較的上場案件の質が高く、初値上昇率が高かったマザーズ上場案件としては「記憶にない」(アナリスト)といわれている。

 2社が上場した8月7日には日経平均株価が100円を超える下げとなるなど、株式市場が軟調に推移した日で、上場のタイミングも悪かったと指摘されている。

 日本版SOX法施行による経費増、証券取引所の審査厳格化など、複数の要因により、今年の新規上場銘柄数が大幅に減少している。これらの逆風を潜り抜けて上場してきた企業でも公開価格割れスタートとなるほど、市場環境も悪い。新規上場マーケットが次代を担う有望ベンチャー企業の資金調達の場として機能しなくなりつつあるのかもしれない。

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