Advanced Micro Devices(AMD)は米国時間8月6日、「ハイエンド」ゲームPC向けチップセットの発売を発表した。
新しい「AMD 790GX」は、ゲームマニア向けの既存のハイエンドチップセット「AMD 790FX」の下位モデルとして位置づけられる。
790GXにより、ゲーマーは、AMDの「Advanced Clock Calibration」テクノロジを使って、「Phenom」プロセッサ搭載システムを3.0GHz以上の速さで問題なく実行できる。例えば、定格2.5GHzのプロセッサを「オーバークロック」して3.2GHzで動作させ、ゲームのパフォーマンスを向上できる。
AMDは発表の中で、「AMD 790GXは、Advanced Clock Calibrationを使ったチューニングにより大幅に機能が向上し、AMD Phenomプロセッサのパフォーマンスを最大限に引き出す最高のプラットフォームとなっている」と述べている。
AMDは、このオーバークロック性能を達成するため、「サウスブリッジ」と呼ばれるチップセットの部分を強化した。
AMDによれば、マザーボードにディスクリートメモリチップを搭載する「パフォーマンスキャッシュ」メモリテクノロジにより、ビデオ性能が高められるという。
790GXチップセットには「ATI Radeon HD 3300」グラフィックスプロセッサが搭載されているが、ハイエンドの「ATI Radeon HD 4800」シリーズグラフィックスカードにアップグレードすることもできると、AMDは述べている。
Asus、Foxconn、Gigabyte Technologyといった大手システムメーカーが790GXをサポートする。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」