三井物産のベンチャー投資部門である三井ベンチャーズは7月31日、iPhoneをはじめとした新たなモバイル端末上で稼動するサービスやソフトウェアの開発プランコンテスト「三井ベンチャーズ i*deal Competition(アイディールコンペティション)」を開催すると発表した。
iPhoneのほか、Android、Symbian OS、BlackBerryなどが対象。応募時点でサービスやソフトが完成している必要はなく、アイデアの新規性や将来性を重視するという。
「従来想像もされなかったモバイルデバイスの利用方法を発見し、グローバルに発信していくための出発点となることを目指す」(三井ベンチャーズ)
応募書類を元に優秀プランを5点程度選んだ後、技術面や事業面で三井ベンチャーズが応募者にアドバイスする「プランメンタリング期間」を1カ月ほど設ける。その後、最終プレゼンテーションをもとに最優秀プラン1点、優秀プラン2点を表彰する。
なお、表彰対象となったプランについては、三井ベンチャーズが事業化支援をするほか、応募者が国内外のベンチャー経営者や技術者と関係を築けるように手助けする計画だ。
三井ベンチャーズは今回の開発プランコンテストを通じて、新たな投資案件を発掘したい考え。優秀プランの事業化支援に関しては、1億円程度の投資予算を用意している模様だ。
応募資格は個人、もしくは個人のグループであること。海外からの応募も可能だが、プランメンタリングおよび最終選考会、表彰式に参加することが条件となる。法人や団体での応募については、三井ベンチャーズに問い合わせる必要があるとのことだ。
応募期間は8月15日から9月30日まで。最終選考会および表彰式は2009年1月を予定している。なお、実際の運営は三井物産の子会社で、日本・アジア向けに投資しているエム・ヴィー・シーが担当する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス