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FSF、アップルGenius Barへ「質問攻め」キャンペーン--DRM技術に抗議

文:Matt Asay(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年07月28日 13時08分
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 2008年のOSCONで、MySQLのBrian Aker氏は次のような大胆発言をした。

 「Microsoftは重要ではない(中略)われわれはAppleの方をより警戒している」

 恐らくAker氏の発言は、MySQLのZack Urlocker氏が家族のためにMacを購入したことを受けてのものだろうが、Aker氏の気持ちは理解できる。Microsoftは、デスクトップ市場では依然として優位にあるが、勢いはAppleにある。

 だからこそ、すべての人々の自由を保護したいと考えているFree Software Foundation(FSF)は、Appleのデジタル著作権管理(DRM)技術から世界を守るための突拍子もないキャンペーンを開始したのだろう。そのキャンペーンとは、Genius Barに自由を愛する開発者らが大挙して押しかけ、自由に関する質問を行い、Appleの自由に欠ける回答を記録するというものだ。

 まず、その仕組みだが、次のようになっている。

 Genius Barを利用する際、ユーザーは便利なオンライン予約システム(登録は不要)を使って予約が可能だ。現在、Apple Storeは、世界7カ国に計217店舗あり、さまざまな時間帯に予約を入れられる。そこで、米国時間7月25日と26日の2日間、できるだけ多くの人々に予約を入れさせる。一人に付き、複数の予約を入れてもいいだろう。多くの予約を入れれば、Appleの注目を集められるし、ジーニアス(専門のサポートスタッフ)らも確実に彼らの課題をこなすだろう。

 そして質問だが、次のようになっている。

  1. 開発者が自ら開発したアプリケーションをiPhoneに搭載してもらうために、事前にAppleに申込書を提出しなければならないのはなぜか
  2. iTunesで依然としてDRMで保護された音楽を数多く扱っているのはなぜか
  3. iPhone 3GはGPS機能をサポートしているが、ユーザーは、彼らの許可なしに、GPSを使って彼らの位置を追跡できないことをどのように確信できるのか
  4. Steve Jobs氏は公開書簡「Thoughts on Music」の中で、「どのiPodもDRMなしの音楽やMP3やAACといった『オープン』かつライセンサブルなフォーマットで暗号化された音楽を再生可能であることを覚えておくと便利だ」と述べている
  5. なぜiPhone 3Gは、AppleとAT&Tしかアクティベートできないのか

 これらの質問の大半に対する回答は次のようなものだ。「コンテンツをこれまでと同じくらいオープンに配布することについて、エンターテインメント業界に合意してもらうにはこの方法しかないから。また、Appleが確実に利益を確保したいから」。この回答を得るために、わざわざGenius Barを訪れる必要はない。また、回答を得るために、Genius Barで本当に質問がある顧客がサポートを受けるのを邪魔する必要もない。

この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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