Windows部門を統括するBill Veghte氏は米国時間7月24日、次世代版Windowsの「Windows 7」(開発コード名)の開発が順調に進んでいることを明らかにした。
これまでMicrosoftは、公式にはWindows 7が2010年1月までに出荷されると述べてきたが、トップエグゼクティブの中には、2009年内にもリリースが予定されていると、折に触れてほのめかす人もいた。
Veghte氏は「Windows 7の開発は、非常に、そうだ、非常に順調である。(Windows 7の出荷は)Windows Vistaの一般発売から3年以内に行われるとの公約について述べるなら、われわれはこの約束を果たせそうであり、見通しは明るい」と語った。
Microsoftは、Windows 7に関する詳細な情報を明らかにしてこなかったが、(カーネル)構造が飛躍的に改良される点や、新しいマルチタッチインターフェースが搭載される点などを明らかにして、主に消費者を納得させてきた。
Veghte氏の話の大半は、予想通りWindows Vistaに関するもので、Microsoftが、認知度のギャップという問題を、どのようにとらえているかが示された。Veghte氏は、「Mojave Project」を引き合いに出し、Vistaに及び腰のユーザーでも、Vistaを、「Mojave」というコードネームで、新バージョンのWindowsとして紹介してみせると、良好な反応を示したことを明らかにした。
こうした一群の人々を除くと、多くの消費者は、単にVistaの購入を進めているのみならず、Vistaを気に入ってさえいると、Veghte氏は述べている。例えば、Vistaユーザーの89%は、Vistaに「満足している」または「非常に満足している」と語ったと伝える、最新の内部調査のデータも紹介された。約83%のVistaユーザーは、友人や家族にもVistaを薦めたいと述べたという。
さらに、Veghte氏は、「Internet Explorer 8(IE8)」のデモンストレーションを行って、年内にも正式にリリース予定であることを明らかにしている。IE8の初期ベータ版は、3月に開催された「Mix '08」にて初めて公開された。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。 海外CNET Networksの記事へ
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