広告主向けにオンライン広告キャンペーンツールを提供するPubmaticが米国時間7月15日に発表したデータによると、オンライン広告価格は6月も、4月と5月と比べあまり動きがなく、横ばいで推移している。だが、いくつかのカテゴリでは価格が上がっているという。
Pubmaticの4000社以上の顧客で構成される自社ネットワークの広告価格を調査したもの。広告主は同社の広告ネットワークを利用して、米国を中心にさまざまなウェブサイトで広告を掲載できる。調査の結果、全体としては掲載1000回当たりの料金(cost-per-thousand)で測定したオンライン広告のコストは微減傾向にあることがわかった。4月は38セント、5月は37セント、6月は36セントとなっている。
Pubmaticがモニタリングする5つのカテゴリのうち、「ゲーム」と「ニュース」の広告コストは平均より下落した。ニュースは5月に1ドル10セントだったのが6月には48セントに下落、ゲームは1ドルから80セントに下がっている。一方で「エンターテインメント」カテゴリは29セントから40セントに上昇、最もコストが低いカテゴリである「ソーシャルネットワーク」は32セントから27セントに下がっている。
月間ページビューが1億件以上の大規模なウェブサイトの広告価格は、5月の21セントから6月には23セントに上昇した。月間ページビューが100万〜1億以下の中規模ウェブサイトも33セントから46セントに上昇、だが、小規模ウェブサイトは1ドル13セントから81セントに減少した。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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