「TinyURL」のようなURL短縮サービスは、電子メール、インスタントメッセンジャー(IM)、マイクロブログなどで長いリンクを共有する方法として幅広く使われている。このようなサービスによって作成された何百万ものショートカットは、興味深いデータを収集する絶好の機会となっているが、今まで、これらの機会はすべて無駄にされてきた。
革新的なネットワークであるBetaworksの新しいURL短縮サービス「Bit.ly」が米国時間7月8日に登場した。Bit.lyには、エンドユーザーと先進的な開発者の両者ためのすばらしい機能が備わっている。
よりインテリジェントなURL短縮サービスの登場が待たれていたが、最も野心的な展望でも、Bit.lyのようなサービスが登場するとは思われていなかった。読者にもぜひ利用してほしいと思う。利用すればするほど、恩恵は大きくなる。
Bit.lyは始まったばかりだが、かなり洗練されたURL短縮サービスだ。クッキーを使ってユーザーが最近短縮した15のリンクを記憶し、ユーザーがホームページにアクセスすると、その履歴を表示する。URLの終わりにリンクのカスタムキーワードを設定でき、リンクを保存するページごとに3つのサムネールが自動的に作成される。
とは言うものの、機能についてはどうなのだろうか。Bit.lyはリンクを短縮した各ページのキャッシュコピーをAmazonのS3ストレージに保存する(処理はEC2でも行われるため、稼働が中断されることはなさそうだ)。また、Bit.lyではクリック数、参照者数が追跡されるため、作成したショートカットがどのようなトラフィックをどこから得ているのかがわかる。Bit.ly機能を他のウェブアプリケーションに追加できるシンプルなAPIが用意されており(Betaworksと提携しているゲーミングサイトであるImInLikeWithYouではすでに稼働中)、XML、JSONフィードにより、トラフィックデータ、サムネールを含むすべてのデータに簡単にアクセスできる。
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