無線ブロードバンド技術の推進団体WiMAX Forumが、2.5GHz帯を利用するモバイルWiMAX製品に対する初の認証を行った。2008年後半には3.5GHz製品の認証も開始するという。
WiMAX Forumは米国時間6月17日、10種類のモバイルWiMAX製品に「WiMAX Forum Certified Seal of Approval」を授与したと発表した。今回認証を受けたのは、Alvarion、Motorola、Samsung Electronics、Sequans Communicationsが開発したベースステーションおよび、Intel、Samsung、Beceem、Airspa、ZyXELが開発したモバイルモジュールだ。
WiMAX Forumによると、同団体は2008年末までに100種以上のモバイルWiMAX製品の認証を行い、2011年までに1000種以上の認証を行うという。これらの製品には、3.5GHz帯対応製品も含まれている。17日の発表によると、WiMAX Forumは2008年第3四半期に3.5GHz帯製品の認証申請の受け付けを開始し、同年末までに認証を終了する予定だという。
WiMAX Forum会長のRon Resnick氏は、「われわれは、かつて一度も行われなかった方法で認証を実施することにより、業界の先例を作っている」とし、さらに次のように続けた。「世界の事業者、消費者のための相互運用性を確保するため、WiMAX Forumは、機器開発から試験装置の検証、さらに製品の認証に至るまで、エンドツーエンドの認証プロセスをサポートする。WiMAX Forumは、ベースステーションの認証を行っている唯一のコンソーシアムだ。ベースステーションは、ユーザーデバイス間およびネットワーク機器間のネットワークの正確な相互運用性および高品質なサービスを保証する上で重要だ」
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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