フィリップス、サムスン電子、ソニー、松下電器産業の4社は6月13日、AV機器向けの無線リモコンについて標準仕様を開発していくことで合意した。フリースケール・セミコンダクタ、沖電気工業株式会社、テキサス・インスツルメンツの半導体各社と協調し、全7社でRadio Frequency for Consumer Electronics(RF4CE)コンソーシアムを結成し、新たな通信規約を策定していく構えだ。
現在AV用リモコンには赤外線が多く利用されているが、ハードウェアの高機能化により、リモコンにもより多く機能が求められるようになってきた。RF4CEではそれに応えるため、無線を活用した通信方式の策定に取り組んでいくとしている。
新規格では、2.4GHz帯のiEEE802.15.4のPHY/MAC方式をベースとし、低消費電力、高速起動が可能とのこと。また、双方向伝送や他の2.4GHz帯無線との共存、誤接続防止、セキュリティ設定ができる無線プラットホームの開発などを目指す。
RF4CEの仕様策定は2008年後半に完了する予定だ。
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