Hewlett-Packard(HP)が発表した「Voodoo Envy」は、Appleの「MacBook Air」やLenovoの「ThinkPad X300」などの薄型ノートPCに似ているのか?似ているのは薄型という外観だけではない。中身も類似しているのだ。
それなりのプロセッサ能力を低消費電力で実現するため、Voodoo EnvyもIntelの「Core 2 Duo SP7700」または同SP7500を搭載している。
Intelのプロセッサ価格表(PDFファイル)を見ても、この2つのプロセッサは見つからない。SP7700とSP7500は当初、MacBook Airに向けて設計されたプロセッサとされており、22mm×22mmの特製パッケージを利用し、1.8GHzと1.6GHzでわずか20Wという熱設計枠を特徴とする。この周波数帯で動作するIntelのプロセッサは通常、35WのTDP(熱設計電力)を持つ。
興味深いのは、SP7700とSP7500は65ナノメートルの「Merom」であり、最新の45ナノメートル「Penryn」世代ではないという点だ。しかし、Intelによると現在、アップグレードを進めているところだという。「2008年中には、45ナノメートルの小型フォームファクタを持つ『Montevina』を発表する予定だ」とIntelの関係者は述べている。
2008年中に発表される「Centrino 2(開発コード名:Montevina)」のプロセッサには、SL9400やSU9400などの低消費電力モデルも含まれるという。クロック周波数はSL9400が1.86GHz、SU9400が1.4GHzで、TDPはそれぞれ17Wと10W。SU3300のTDPは5.5Wになるという。
Envy、Air、ThinkPadの次期版には、これらMontevinaのプロセッサが採用されると予想される。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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