ニワンゴは6月9日、同社が運営する「ニコニコ動画(SP1)」にて、CELLと共同で、「ニコニコ割り込み(ニコ割)」を利用した「時報広告」の新商品、「ニコ割フル」「ニコ割Jr.(ジュニア)」の販売を開始したと発表した。
ニコ割とは、ニコニコ動画を視聴している全ユーザーに、動画によってリアルタイム情報を伝達するシステム。時報広告は、このシステムを利用した広告媒体となる。これまでニコニコ動画では、毎日19時、24時、26時、29時の時報前に、ニコニコ動画視聴画面上部の「ニワニュース情報局」欄に、時報広告としてクライアントの広告を挿入していた。
今回販売が始まったニコ割フルは、動画視聴画面をフルに使用し、動画を流すことが可能。広告の1枠は時報を含む5分間の掲載となり、1回あたりの広告料金は100万円からとなる。ニワンゴでは、通常のニコ割に比べて大きな画像で放送することで、アテンションの高い情報をユーザーに届けることができるとしている。
一方のニコ割Jr.は、通常のニコ割と同じように、視聴画面上部のニワニュース情報局欄に、テキストにて情報を掲出。動画再生を停止させることなく再生する仕組みだ。1本分の広告制作費を含む1回あたりの広告料金は、20万円からとなる。
なお、時報広告の制作は、クライアント企業から仕様に沿った素材の入稿を受付け、CELLが素材や絵コンテからの企画を担当し、時報広告の枠に適した広告コンテンツを制作する。
ニコ割フルの第1弾として、コカ・コーラシステムが6月2日から実施しているキャンペーン「コカ・コーラ ゼロ 一周年記念プロモーション」の広告を配信している。また、ニコ割Jr.の第1弾としては、明治製菓の「きのこの山」の広告を5月より配信している。
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