グーグル、NASAのエイムズ研究センターにハイテク施設を建設へ

文:Stefanie Olsen(CNET News.com) 翻訳校正:編集部 2008年06月05日 12時36分
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 米航空宇宙局(NASA)と検索大手Googleは米国時間6月4日、Googleがカリフォルニア州マウンテンビューにあるNASAのエイムズ研究センターに新しいハイテク施設を建設することで合意したと述べた。

 40年間の契約の一環として、Googleはマウンテンビューにある同社本社近くのNASAエイムズ研究センターの42.2エーカー (約17万平方メートル)の空き地を契約期間中、1億4600万ドルで借用する。Googleは、2013年末までに120万平方フィート(約11.1万平方メートル)の研究開発施設の建設を開始する予定であると述べた。同施設には同社の約2万人という増加中の従業員が収容される。NASAエイムズ研究センターはこの建設を監督するという。

 Googleの不動産および職場サービス担当バイスプレジデントであるDavid Radcliffe氏は声明で、「この長期賃貸契約は、Googleがシリコンバレーにおいて継続的な成長を遂げるための戦略の中の主要な部分である」と述べた。

 ここ1年間にわたって交渉してきたこの契約は、NASAとGoogleの間で交わされた別の不動産契約に基づいている。Google創設者であるLarry Page氏とSergey Brin氏は、今回新施設建設予定のモフェットフィールドにボーイング747を含む4機のジェット機を収容および離着陸するために、年間約130万ドルをNASAに支払っている。

 このたびの賃貸契約はGoogleがNASAと2005年9月に交わした、宇宙技術開発での提携を拡大したものとなる。NASAのエイムズ研究センターにはほかにも民間企業55社が入っているが、新しい施設を建造するのはGoogleが初めてだ。

 契約が実行されると、Googleキャンパスは、エイムズ研究センターの1800エーカー(728万平方メートル)の土地の2%を使用することになる。

 エイムズ研究センターのディレクターPete Worden氏は先頃の取材で、航空機やそれにまつわる分野の官民の提携は、NASAにとってもWin-Winの関係を意味すると述べている。例えば、NASAは研究用にGoogleの航空機を利用してきたという。「こうして、政府のコストを負担している。また施設の利用料は高く、なれ合いだけで取引できるものではない」(Worden氏)

 この契約で、Googleは開始時の基本賃貸料として年間366万ドルを支払うという。これは、その土地の適正市場価格に基づいた評価を元に算出されている。契約期限は40年となっており、その後50年間更新することができる。

 Googleは、建設の第1フェーズを2013年9月末までに開始する計画(Googleの関係者によると、今は設計の途中だという)。第2フェーズは2018年までに開始する予定で、第3フェーズは2022年を予定している。Googleは各フェーズの詳細を明らかにしていないが、その多くがオフィススペースや研究開発棟になるとしている。また社宅や、食事やスポーツ、フィットネス、保育、会議用の施設も建設する予定だ。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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