Intelは、台北国際コンピュータ見本市(Computex Taipei 2008)のプレビューとして、リリースが遅れている「Centrino 2」プラットフォームを台湾ASUSTeK Computer(ASUS)製ノートPCを使って披露する。
Centrino 2のリリースについて、大部分が米国時間8月5日に延期されたが(WiMAXチップのリリースはそれよりもさらに遅れる)、Intelは、Centrino 2による刷新を7月14日に実施する予定だ。
Computex開催前のIntelブログよると、「本日、Centrino 2(開発コード名:Montevina)を搭載した最新のASUSシステムを入手した」という。
IntelがCentrino 2とWiMAXに対する熱狂を煽ろうとするのは当然だ。しかし、Centrino 2とWiMAXのリリースが延期されたことで、その熱狂も限定的だ。
IntelのCorporate Demonstrations担当シニア技術マーケティングエンジニアで、IntelブロガーでもあるCraig Raymond氏は、当然ながら、Penryn P8600 2.4GHzプロセッサを搭載した新型モバイル機「ASUS M51VA」について熱く語っている。このP8600も、間もなくリリースされる新型Centrino 2プロセッサの1つだ。
しかしRaymond氏は、次のように続ける。「ああMontevinaよ、(中略)君のリリース延期でわれわれは大いに落胆している」
Raymond氏は、「台北のFirst International Telecom(Fitel)のWiMAX上でWorld of Warcraft」をテストすることについて、その見どころを挙げた。
「Montevina、WiMAX、台北。これらを一口で言うと奇妙に聞こえるが、これらがついにここで一体化する」
しかし、このRaymond氏の発言もやや割り引いて聞く必要がある。というのも、WiMAXがCentrino 2とともに出荷されるのは2008年の後半だからだ。「2008年後半にWiMAXがCentrino 2とともに出荷されれば、アドオンカードは一切不要になる。(このASUSに搭載されているような)カバーの下に隠されたEcho Peakミニカードにより、われわれが長年求めていた常時接続が約束される」
「キャリアネットワーク上でオンラインゲームをプレーすることが、WiMAXに関する私の至高の目標だった。外の公園のベンチにいても、Warcraftのクライアントをダウンロードしてゲームの世界にログインすれば、あらゆる種類のゴブリンを倒せる」とRaymond氏は語った。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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