ドラゴンクエスト、ファイナルファンタジーのポータルサービスを中心に運営しているモバイル・コンテンツについては「家庭用ゲームソフトと連動した“重い”ゲームコンテンツは時代にそぐわないため止めようと思う。また海外でのモバイルの伸びがいまひとつだった」とのこと。
「月刊少年ガンガン」などの定期刊行誌やコミック、ゲーム攻略本などの出版事業は、雑誌、アニメ放映、コミック販売の3つが連動するサイクルが好調とした。
2005月に10月よりタイトーを連結対象としたAM等事業では、施設運営事業部門の既存店舗売上高が前年比で増加し、大幅な利益改善をしているとした。スクウェア・エニックスが企画しタイトーが制作するアミューズメントゲームには「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」などがあり、これによるタイトー側の収益はAM等事業、スクウェア・エニックス側の収益はその他事業のセグメントに計上されることから、その他事業も増収となっている。
アミューズメント事業については、「国内では、業務用ゲーム市場のサイズは家庭用の市場より大きい。海外市場も伸びていく兆しがある。スクウェア・エニックスはこれまで業務用ゲームに参入してこなかったが、新規参入が難しい分野のため、後発でも大きな収益貢献が見込まれる。また、業務用に参入することで、家庭用ゲームとのシナジー効果も期待できる。ハードウェアの開発を行うことでインターフェースの多様性も研究できる」と意欲を示した。
タイトー単体の業績については、カラオケやパチスロ事業などの譲渡、新しい業務用機器の投入、割高だった施設家賃の交渉といった選択と集中をしたことで、順調に推移しているという。今後の拡大については、機器のレンタルやフランチャイズなど、他業態を巻き込んで業界全体を活性させたいとした。
また、同社は10月1日付けで持株会社制へ移行することも明らかにしている。新設分割方式により同社の事業を100%子会社の「スクウェア・エニックス」に承継。同社はスクウェア・エニックス・ホールディングスという社名に変更し、持株会社になるという。持株会社は引き続き上場する予定だ。
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