日本ベリサインは5月16日、ゆうちょ銀行が同社のEV SSL証明書「ベリサイン グローバル・サーバID EV」を採用したと発表した。ゆうちょ銀行の「ゆうちょダイレクト」で5月19日より運用を開始する。
EV SSL証明書は、現行のSSLサーバ証明書の不備を解消するために、認証局(CA)とブラウザベンダーが共同で立ち上げた団体「CA/Browser Forum」が策定したもの。EV SSL証明書を導入しているインターネットサービスにアクセスすると、ブラウザのアドレスバーが緑色に変化。正規のサイトであることを利用者に分かりやすく伝える仕組みとなっている。
対応ブラウザはWindows VistaのInternet Explorer 7(XPでも対応化)。Mozillaは今夏の登場が期待されるFirefox 3で、Operaは次期バージョンで対応予定。AppleのSafariは未対応となっている。
VeriSignのVice President of MarketingであるTimothy L. Callan氏は4月、ZDNet Japanのインタビューに答え、IE 7とFirefox 3で「クライアント側のマーケットシェアを50%カバーできる」とコメント。加えて、「緑のアドレスバーが表示されたことで、トランザクション(オンライン取引)にどう影響があったのかを調査した。5社を対象に調査したのだが、5〜10%増えたのだ。これは、消費者が緑のアドレスバーを安全なWebサイトと判断する材料にし、トランザクションをここで行っても大丈夫だと認識している証拠だ」とも述べている。
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