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Sun、JavaFXのロードマップを明らかに:JavaOne 2008

大野晋一(編集部)2008年05月07日 05時38分
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 「企業ではなく、コンシューマーが技術の変化をドライブする」―JavaOne Conference 2008の基調講演でSun Microsystems software chiefのRich Green氏が発言した。

 Rich Green氏は「(これまで企業に閉じこめられていた)情報が堀を越え、城から逃げ出している。プライベートな情報のネットワークは過去のものとなる。情報を堀で囲っていては今日の競争に勝てない。企業はこのことを認識しなければならない」と述べる。コンシューマーがイノベーションの牽引役になっており、企業はマーケティング活動などにコンシューマーを巻き込んでいく必要があるというわけだ。

 ここではコンシューマーが使いやすいデザインや体験の提供が、彼らの積極的な参加を促進するために必須となる。これがRIAの需要を喚起している。Sunもこの需要に対し、JavaFXをオファーしている。

 基調講演ではFlickrやTwitter、Facebookのフィードを読み込み様々な操作を行うことができるアプリケーションがデモンストレーションされた。ここで注目を集めたのは、ブラウザ内のアプリケーションをドラッグ・アンド・ドロップしてデスクトップアプリケーションとして動かすことができる点だ。JavaFXはこうした特徴により、ブラウザ内で動くWebアプリケーションとデスクトップで動くクラシカルなアプリケーションの境界を取り払っている。もちろん、同じコードベースでWebとデスクトップをカバーできる。

 さらに、JavaFXはモバイルもカバーする。基調講演ではGoogleのAndroidエミュレーター上で動くJavaFXアプリケーションがデモンストレーションされた。

 「85%の携帯電話、91%のPC、100%のBlu-rayプレイヤーがJavaを実行可能。これらはすべて、JavaFXを実行する基盤となりうる」(Rich Green氏)。

 基調講演ではJavaFXのロードマップもアップデートされた。デスクトップ向けのJavaFXが2008年の秋に、モバイルとTV向けのJavaFXが2009年の春に提供される予定となっている。

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