Sun Microsystemsは米国時間5月1日、第3四半期(2008年1-3月期)の決算を発表した。同期は米国の景気低迷などの影響を受け、減収減益となった。
またSunの最高財務責任者(CFO)であるMike Lehman氏は、1500〜2500人規模の人員削減を発表した。Sunの従業員数は同四半期終了時点で、3万4400人だった。
Sunの最高経営責任者(CEO)であるJonathan Schwartz氏は声明で、「第3四半期は米国経済の低迷で大変厳しい状況が続き、世界の発展途上国や経済における前進も隠れてしまった」と語った。
Sunは同四半期、3400万ドル(1株当たり4セント)の純損失を計上し、6700万ドルの純利益を計上した前年同期から一転して赤字となった。その損失額には、オープンソースデータベース企業MySQLの買収費用(1株当たりおよそ4セント)が含まれている。売上高は、前年同期から1700万ドル減の32億6600万ドルで、Thomson Financialが調べた複数のアナリストの予想である34億ドルをやや下回った。
この決算発表を受け、Sunの株価は営業時間後取引中に2.48ドル(15%)安の13.85ドルまで下落した。
さらにLehman氏は、Sunが2007年に「危機を脱した」と宣言した後に設定した財務目標を下方修正した。Sunは当時、企業の利益性の物差しとなる売上高営業利益率について、2009年度に10%を目指すとしていた。しかしLehman氏は1日、Sunは現在、「少なくとも7%」を目指していると語った。Lehman氏は下方修正の理由として米国経済の悪化を挙げたが、今後MySQLの運営費用も理由の1つだと述べた。
この記事は海外CNET Networks発のニュースを編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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