半導体と家電の主要メーカー4社が電力線ネットワークによる完全接続デジタルホームの実現を目指して協力している。
Reutersが報じているところによると、Intel、Texas Instruments、Infineon、松下電器産業は米国時間4月29日、住宅に既設の電力線、電話線、同軸ケーブルを利用したホームネットワークの標準で協力していくことを明らかにしたという。
4社はHomeGrid Forumと呼ばれている団体に加盟しており、各社とも同団体で最大規模の企業である。このグループは、国際電気通信連合(ITU)と密接に協力し、同団体が策定中のITU-T G.hnという標準を推進していく計画だと述べている。この標準は、電子機器とPCを接続し、映画や写真などのデータやコンテンツを共用することを可能にする。
ホームネットワークについてはいまだ業界標準が定まっておらず、Wi-FiやDLNA、Bluetoothなどと並んで、電力線はそうした候補の1つにすぎない。今のところ、Wi-Fiがこの中で一番定着している。
HomeGrid Forumは、同標準に準拠した製品が2009年までに登場するだろうとしている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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