「HTC shift」はケータイといっても、音声通話ができない。ならば通信モジュールを内蔵したノートPCと同じかと思われるが、そうではない。最大の違いは「SnapVUE」機能の搭載により、データ通信専用ケータイが別に1台入っているような仕組みになっていることだ。
「SnapVUE」には専用のCPUとしてクアルコムのMSM 7200(400MHz)を搭載しており、Windowsの800MHz動作のインテル A110とは独立して動いている。いうなれば、簡易的でデータ通信内蔵のPDAとパソコンが一つのボディに入り、画面を切り替えて利用しているような感じだ。
別々に動いているため、Windowsをシャットダウンしても「SnapVUE」は動き続けることが可能。Windows Vistaでのバッテリー稼動時間は約2時間というが、Windowsを止めておいてSnapVUEだけならすぐバッテリーがなくなってしまうこともなく、SMSの待ち受けありで約53時間、SMSの待ち受けなしなら約11日間、バッテリーが持つ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」