CNET News.comは、Googleが新しい最高情報責任者(CIO)を見つけたという情報を入手した。新しくCIOに就任するBenjamin Fried氏はプログラマーで、Morgan Stanleyのコンピューティングインフラの多くを統括する地位にまでなった人物だ。
Googleの広報担当者Matt Furman氏は米国時間4月24日、マネージングディレクターとしてMorgan Stanleyのアプリケーションインフラストラクチャ部門を率いたFried氏が、5月にGoogleのCIOに就任することを認めた。
CNET News.comが確認したMorgan Stanleyの社内メモには、Fried氏は4月末にMorgan Stanleyを退社して「社外で機会を追求する」とある。
また同じメモに、Fried氏はGoogleとの関わりが少なくないことが示されている。Morgan Stanleyで同氏が取り組んだプロジェクトの1つに、2004年に行われたGoogleの新規株式公開(IPO)があったという。
Googleの前CIOであるDouglas Merrill氏は、4月に退社してEMIのデジタル部門のトップに就任した。Fried氏がGoogleの新CIOになるという話は、4月に入りすでにうわさになっていた。
Googleのコンピューティングインフラの運営は、同社の将来を左右するやりがいのある仕事だ。Googleには、世界中に点在する36以上のデータセンタに収容された大量のサーバに加え、会社の技術の多くは自社で維持管理の責任を持つ、「自力で構築」という文化がある。
しかし、Morgan Stanleyで14年近くコンピューティング業務に携わったFried氏には、この分野での経験がある。前述のメモによるとFried氏は、Morgan Stanleyの最初のウェブサイト、ワークステーションソフトウェア、イントラネットの仕事を経験している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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