ノートPCを打ち合わせなどの場に持ち込むことは、いまや一般的だ。しかし、いくらキーボード入力が速くても、図を入れてみたり、文字の大きさを変えたり、アンダーラインの追加などをしたいなら、便利さという面では手書きにかなうものはない。
とはいえ、手書きのメモは後々の活用が面倒だ。スキャナーで取り込んでしまうのも手だが、最初からスマートに管理できたら言うことはない。
そんな用途に対応するのが、プリンストンのデジタルインクパッドだ。メモ用紙をはさんだ製品は、ぱっとみるとメモ用紙を挟むバインダーのようだ。よくみると、バインダーに少し厚みがあり、小さな液晶表示部とボタン、横にもスイッチやメモリーカードの差し込み口が見られる。この本体と専用のペンを使用し、手書きのメモを記録する。
紙を100枚程度束ねた上から書いたものでもしっかり認識され、記録される。紙は裏紙でもなんでもいい。専用のペンは、一見すると普通のボールペンだが、特殊なチップが埋め込まれている。書きにくくはなるが、インクがなくなってもそのまま書けばデジタルデータとしては残る。専用ペンは高級ボールペンのような重さがある。ボールペンと同様の書き心地で、替芯も文具店で手に入る。
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