Twitterに広告が表示されたものの誰もそれを目撃していなかったとしたら、その広告は表示されたことになるのだろうか。
その広告は米国時間4月14日夜間、マイクロメッセージングサービスTwitterのウェブベースのストリーム上に散発的に表示された。これは、シリコンバレーの寵児であるTwitterが、実はまったく売り上げを上げていないという事実から抜け出す日も近いことを示唆している。今回の広告については多くのブログで報告されたが、ほとんどのTwitterユーザーの目には触れていないようだ。筆者はまだこの広告を目撃していないが、複数の報告によると、広告はFacebookのNews Feedに表示されるものと同じように、ユーザーのフレンドリストのフィードのところに表示されるようだ。
Twitterはこれらが広告であることを否定し、ブロガーたちの認識が誤っていることを示唆した。
過去にもTwitterの広告について、誤った報告がなされたことがある。当時、起業家のCharlie O'Donnel氏がブログで、Twitterのモバイル版を閲覧していたときに、投稿が表示される画面の空白だった部分に「Twitter Tips」が現れたと書いている。O'Donnel氏は、これが広告のテストだろうと推測したが、その後、広告にまつわる動きはない。
近頃の経済の状況を鑑みると、そろそろTwitterが売り上げの確保に動いても不思議ではない。Twitterrificのような、TwitterのAPIを利用するサードパーティーのクライアントもすでに広告収入を得ている。また技術業界でTwitterに夢中になっている人達もサービスの魅力を十分に理解しているため、あちらこちらで広告が表示されても離れてゆくことはないだろう。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」