Googleは少し前からテレビ広告を実地に試験しており、今後2〜3週間以内に一般に公開する予定だ。このサービスを利用すると、広告主はA&E、Bravo、CNBC、CNN、Discovery、ESPN、Fox News、MTVといった人気の高いテレビネットワークにスポット広告を流すことができる。この種の広告は予算に余裕のない平均的な企業を対象としたものではないが、テレビ広告キャンペーンを導入して、その効果を測定したい大企業にとっては便利なツールになるかもしれない。
この新しいサービスは広告に多額の予算をつぎ込める企業を対象にしているため、企業が今後どのように反応するかわからないが、現在Googleはスケーラビリティの問題に取り組んでいるため、実際にサービスが投入される日付は未定だ。
この種の広告が平均的な企業にとって金額面でより利用しやすいものになるように、Googleにはいつの日かユーザーのGoogleアカウントに接続するセットトップボックスを開発してほしいと筆者は考えている。そうすればターゲットを絞り込んだテレビスポット広告の販売を(阻害するのではなく)促進することができるだろうし、広告費用も予算が限られた企業にとってさらに受け入れやすいものになる可能性がある。言うまでもなく、このようなシステムを導入するには多くのテレビネットワークの全面的な協力が必要だろうが、筆者にはすぐにそれが実現するとは思えない。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」