Adobe Systemsは米国時間4月10日、Photoshop Lightroom 1.4.1をリリースした。前バージョンである1.4.0に存在していた不具合が修正されている。
ハイエンドのデジタルカメラで撮影されたRAW画像は、JPEGよりも柔軟性が高く画質もよいが、より実用的な画像形式にコンピュータ上で変換する必要がある。Lightroomはそうした変換を行うためのソフトウェアで、ほかにカタログ機能などを備えている。Adobeはまた、Photoshop向けのRAW画像変換プラグインである「Adobe Camera Raw」のバージョン4.4.1をLightroomのバージョンアップに対応して同時にリリースした。
Adobeは、Lightroom 1.4.0とAdobe Camera Raw 4.4.0をリコールしていた。これは両製品に、写真のタイムスタンプに関わる問題やオリンパス製カメラのJPEGファイルを描画する際に影響を与える問題、Adobe SystemsのDigital Negative(DNG)形式で保存したファイルがWindows上で参照できないという不具合があったためである。また、プロダクトマネージャーのTom Hogarty氏によると、バージョン1.3に比べ、写真のインポートが遅かったという。
この新バージョンでは、バージョン1.3に比べて対応するカメラの機種が増えており、キヤノンRebel XSi(別名450D、Kiss X2)、ニコンD60、ペンタックスのK20DとK200D、ソニーのA200とA300とA350といった新機種に対応した。また、Mac OS X 10.5の古いプリンタドライバとの互換性も図られ、画像をモノクロに変換する際にもカラーノイズを調整できるようになった。
Lightroom 1.4.1はMac OS X用とWindows用がダウンロード提供されている。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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