米YahooとAOLが両社のインターネット事業を統合するための交渉をしているという。Wall Street Journal(WSJ)が報じている。
「消息筋によると、YahooはMicrosoftによる一方的買収提案への対案を株主に示すために3つの対策を進めており、AOLとの提携はその一環だという。Yahooはまた、大規模の自社株買い戻しを提案する可能性もあり、広告分野での提携をGoogle Inc.と現在交渉している」
Yahooの最高経営責任者(CEO)であるJerry Yang氏については、次のように述べられている。同氏は懸命に努力しており、Steve Ballmer氏の直属とならなくて済むためにあらゆることを試みている。9日に入ってからも、自社の検索ページの一部においてGoogleの広告を試用する計画であることを発表した。
WSJの記事は、これがMicrosoftから買収額の引き上げを狙った交渉戦術だという可能性を指摘している。もっとも、仮にそうだとしてもMicrosoftは今のところ反応を示していない。少なくとも表向きは。
Microsoftにコメントを求めたが、広報担当は、同社の法律顧問であるBrad Smith氏による声明を繰り返しただけだった。「Yahoo!の株主にその株に見合った価値を提供し、すべての株主にYahooの将来に関する投票権を与え、コンテンツクリエーターや広告主、消費者にとっての選択の幅を広げる方法は、今も当社の提案以外にはない」
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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