NTTコミュニケーションズ(NTT Com)は4月7日、専用の香り発生装置で香りを発生させるための「香るプレイリスト」を携帯電話に配信するサービス「香り通信モバイル」のモニター利用実験を開始すると発表した。
香り通信モバイルは、PCに接続された香り発生装置「アロマジュール」で香りを発生させる「香りレシピ」を配信するサービス「香り通信」のノウハウをベースに開発した、携帯電話用コンテンツ配信サービス。
香りレシピにGIFアニメやMIDIのコンテンツを組み合わせた香るプレイリストを配信し、再生や編集、共有、交換できる仕組みを提供する。
今回のモニター利用実験は、4月10日から20日にかけて、男女20名の体験モニターを対象に、小型・軽量化した新しい香り発生装置を利用し、赤外線通信で香り発生装置を直接操作する方式と、サービスゲートウェイ(SGW)を通じて外出先から香り発生装置を制御する方式について検証を行う。
体験モニターには、携帯電話と香り発生装置を無償貸与し、実際に利用してもらった上で、アンケートおよびグループインタビューを実施する。また、体験モニターのうち5名の対象者へサービスゲートウェイをあわせて無償貸与し、同様の調査・検証を行うとしている。
NTT Comでは、今回のモニター利用実験の結果を踏まえ、同サービスに対するユーザーニーズや課題などを整理・分析して、実用性や事業性などを検証する。また、着メロや音楽配信、占いなどと組み合わせたコンテンツサービスモデルや住宅、自動車、家電、ゲーム機などにオプションとして組み込んで販売するモデルといった事業化を検討し、事業化を共同で企画および検討する協業パートナー企業を募集するとしている。
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