NTTコミュニケーションズおよびエフエム東京(TOKYO FM)は9月4日、TOKYO FMのラジオ番組において10月2日より「香るラジオ」企画を実施すると発表した。
香るラジオは、香り発生装置(「アロマジュール」)とネット接続環境により、ラジオから流れる楽曲に合った香りを楽しめるというもの。TOKYO FMのラジオ番組「Tapestry」内でアーティストの楽曲紹介をする際に、そのアーティストの音楽性、楽曲の印象に合わせた香りをブレンドし、そのレシピのデータを番組のサイトで公開する。
リスナーは香り発生装置によって、その香りを楽しむことができる。番組では、このレシピに基づいたブレンドの香料や、香り発生装置本体をリスナーにプレゼントすることで、「香るラジオ」のネットワークを広げていく。
さらに、番組推薦アーティストのコンサート会場で、香りと共に楽曲を楽しめる企画を実施するほか、将来的にはCDショップの店頭に香り発生装置を設置することで、アーティストや音楽レーベルのブランド定着の手段として、「香る音楽」をプロデュースしていく。
香る音楽の第1弾アーティストには、川嶋あいが決定しており、10月11日発売の新曲「大切な約束」のイメージに合った香りを「Tapestry」のウェブサイトで公開するほか、ライブでも香りと共に新曲を披露する。TOKYO FMでは、嗅覚によってイマジネーションを広げ、音楽を楽しむことに挑戦し、NTTコムでは香り通信をはじめとする「五感情報通信」の取り組みの中で、「嗅覚」と「聴覚」という感性に重点を置いたコミュニケーションの実現可能性の検討と、香り通信の普及を目指す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」