総務省は4月3日、2007年度第4四半期における情報通信事業の分野別契約者数とシェア状況を公表した。
総務省では、電気通信事業分野の競争評価の一環として2003年度から四半期ごとに統計を行っており、今回は2007年9月から12月末における、固定電話、携帯電話・PHS、インターネット接続のサービス事業者のシェア状況がまとめられた。
調査の結果、ブロードバンド全体の契約数は2007年12月末で前期比2.0%増の2829万件。シェア別では、NTT東西が45.8%で、前期比0.9%増、前年同期比3.7%増となった。増加傾向が続いていることが明らかになった。また、このうちのFTTH(光ファイバー)の契約数は、前期比7.8%増の1132万9000件。シェア別では、NTT東西が71.4%(前期比0.7%増、前年同期比3.9%増)、電力系事業者が10.2%(前期比±0.0%)、KDDIが6.1%(前期比0.2%減)となり、NTT東西がわずかにシェアを伸ばしている。
一方、全国のDSLの契約数では、ソフトバンクBBのシェアが前期比0.2%増の37.6%。前期比0.3%減のNTT東西の37.1%を初めて上回る結果となった。
加入電話の契約数全体に占めるNTT東西の割合は、前期比0.7%減の87.2%となり、依然として減少傾向を示した。このうち、IP電話全体では、NTT東西が前期比2.7%増、前年同期比11.1%増の29.5%となり、これまで首位だったソフトバンクBBの27.7%を逆転し、シェア1位となった。
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