また、現地時間で3月29日に終了した直近の投票の準備期間中にも、さまざまな不正行為があったと報告されている。
たとえば、OOXMLに対するノルウェーの見解をまとめるために設立された委員会の議長は、ノルウェーは立場を賛成に変えたものの、これはほとんどの委員の見解とは異なった判断だと、不満を表明する書簡をISOに送っている。
ただし、Standards Norgeは、賛成の立場に変更はないとの声明を発表した。
Microsoftでコーポレートスタンダード担当ディレクターを務めるJason Matusow氏は4月1日、今回の承認に対し、IBM陣営が「OOXMLの承認を覆す、あるいは少なくともこの長期にわたる国際的なプロセスによる結論の信用を落とすことを目指し、組織的な取り組みを」開始するだろうとの見方を示している。
これに対し、IBMの広報担当は4月2日、「この件に限らず、意志表示というのは自然発生的なものでなくてはならない。この件に異議を唱えるかどうかを決めるのは、各国の関係者や組織の側だ」とコメントした。
Microsoftの担当者からは、独占禁止関連の調査について、この記事の執筆時点でコメントを得られなかった。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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