Motorolaの携帯電話端末事業に食指を動かしている会社が1社ある。インドのVideoconである。
IDG News Serviceは米国時間4月2日、インドの家電販売業者Videoconが、Motorolaが分離を計画していた携帯電話部門の入札に興味を抱いていると報じている。
VideoconはインドでGSMネットワークを構築中であるため、既存の携帯電話製品ラインアップを手に入れて小売店で販売したり、自社ネットワークに対応させたりすることを考えている可能性がある。
Motorolaの最高経営責任者(CEO)Greg Brown氏は、Motorolaが危機に直面した際に最初に考えたのが、事業の売却だったようだ。しかし、Brown氏が1月に、携帯電話事業について「戦略上の選択肢」を検討していると述べて以来、買収の話は(少なくとも公には)出てこなかった。
その後、Motorolaが携帯電話事業を分離する計画を発表すると、News.comの同僚Maggie Reardonは、セットトップボックスや企業向けの通信機器を切り離してハンドセット事業を魅力的なものにするというBrown氏の決断により、買収希望者が現れるかもしれないと述べていた。
いずれにしろ、Motorolaの買収を希望する者は、比較的有利に交渉できるのではないか。FortuneはPeridot Capital ManagementのChad Brand氏のブログ投稿を取り上げている。このブログでは、Motorolaの携帯電話以外の事業が、1株あたり8ドルに相当するとされている。Motorolaの株価は現在、9ドルの半ばで推移している。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」