エレクトロニック・アーツ、Take-Two株のTOB期限を延長

文:Caroline McCarthy(Special to CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年03月31日 15時58分

 Electronic Arts(EA)が小規模ゲームパブリッシャーのTake-Two Interactiveに対する株式公開買付(TOB)の内容を修正した。

 EAの代表者とEAが3月28日に米証券取引所(SEC)に提出した書類によると、EAはTOBの期限を4月11日から4月18日金曜日に延長したという(EAが発表した報道資料には誤記があり、4月18日の「水曜日」とある)。

 EAはまた、買収提案に新たな条件も加えており、Take-Twoに対し、株主に新株予約権を与えることで買収を防止する「ポイズンピル」を無効にするよう求めている。

 先週初め、Take-TwoはEAの買収提案を拒否し、ポイズンピルを採用すること、株主総会を4月10日から4月17日に変更した。EAの今回の動きは、Take-Twoの株主総会の日程の変更に合わせたものといえる。

 EAの企業開発担当シニアバイスプレジデントOwen Mahoney氏は3月28日付けの報道資料で、「Take-Twoの取締役会の行為により買収取引が遅れる可能性がある、これはTake-Two株主のリスクを増加させるものだ」と述べている。「1株当たり26ドルという買収価格は十分かつ適正であり、Take-TwoとEAの取引はすべての関係者にとって、財務、戦略、事業上すばらしい組み合わせとなると信じている」(Mahoney氏)。

 EAによるTake-Two買収作戦は難航しており、両社からはさかんに報道資料が発表されている。両社は互いに報道資料でしか話合いをしていないようにすら見える。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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