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マイクロソフトとインテル、マルチコア用プログラミングで共同研究イニシアチブ発足へ

文: Martin LaMonica(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年03月18日 11時36分
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 MicrosoftとIntelは米国時間3月18日、マルチコアプロセッサ用プログラミングを対象とした共同研究イニシアチブを発足させる。

 PC業界の大手2社は、今回の共同事業について発表するため電話会議を開くことを報道各社に対し通知した。

 The Wall Street Journalは17日、同事業はマルチコアプログラミングに特化したものであり、研究作業の大半はカリフォルニア大学バークレー校で実施されることになると報じた。

 2つ以上の処理ユニットまたはコアを持つプロセッサが登場し、今やそれらが主流となっていることから、より詳細な調査が求められるに至った。複数のコアを持つプロセッサの場合、チップ設計者はプロセッサのクロックスピードを上げる方法よりも消費電力の面でより効率的にマシンの処理能力を向上させることができる。

 だが、マルチコアテクノロジは、ハードウェアとソフトウェアのプロバイダー双方にとり大きな問題をはらんでいる。プログラムがマルチコア用に最適化されていない場合、チップの性能が向上してもアプリケーションはその恩恵を受けることがでず、従来のチップよりも低速で動作する可能性があるためだ。

 MicrosoftとIntelをはじめとするIT企業は、製品の開発および調査において、マルチコアプロセッシング用プログラミングツールに高い優先順位を与えてきた。

 記者会見には、Intel ResearchディレクターのAndrew Chien氏とMicrosoft Research外部調査部門バイスプレジデントのTony Hey氏が出席する予定。

 The Wall Street Journalによると、複数の大学が参加する今回の調査にかかる費用は、年間200万ドル。今後5年間にわたって実施される。

 EE Timesは1月下旬、カリフォルニア大学バークレー校の研究室に所属する職員14名によりプロジェクトが開始されたことを伝えた。この記事によると、研究者らは、複数のコアを搭載するプロセッサで演算ジョブを並列的に実行できるようにするため、プログラマーがそうした演算ジョブをより容易に解析することを可能にする開発フレームワークの開発に取り組んでいる。

 本来、同研究所では、直列プログラムを記述するのに現在用いられている方法と似た方法で柔軟な標準モジュールセットをベースに並列プログラムを構築する方法を定義することに取り組んでいる。複雑な異種環境にあるマルチコアCPUにおいて、これら利用可能なハードウェアのモジュールの並列タスクをダイナミックかつ柔軟にスケジュールするための手法を見つけることが、並列プログラムの分野での課題となっている。

 同グループでは、ハードウェアの複雑さを理解する10以上のフレームワークを開発することが可能と見ている。フレームワークはマトリクスの解決など特定のタスクを処理するモジュールを記述するのに用いることができる。新しいランタイム環境では、さまざまなタイプのコアでモジュールをダイナミックにスケジュールすることが可能になる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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