Skypeが最も利用者数の多い要因として、無制限の無料音声通信や一般電話との通信が可能であること、更に世界各地域の固定電話や携帯電話などへの格安通話サービスが後押ししていると考えられる。
また、BBコミュニケーターにしても会員同士の無料通話や格安の電話料金、海外からでも国内料金で通話できる点が利用者に受けているのだろう。
[参照:Skypeの使い方]
[参照:BBコミュニケーター]
Q3ではQ2の189人に対して、インターネット電話でどんな人と通話することが多いか尋ねた。すると、「日本にいる友人・知人」が69.3%と圧倒的に多く、次いで「日本にいる家族・兄弟」が37.0%と続いた。
仕事上での利用や海外との通信の需要が高いのではないかと想定したが、インターネット電話利用者は、固定電話や携帯電話と同様に、普段の通信手段として活用していると考えられる。
更にQ3を男女別で見たところ、男女の通信相手に大きな違いが見られた。男性は、「日本にいる友人・知人」や「日本にいる仕事上の人」が女性よりも多い一方で、女性は「日本にいる家族・兄弟」や「海外にいる友人・知人」「海外にいる家族・兄弟」が多い結果が出ており、男性は比較的に国内中心、女性は海外利用者が多い傾向にあることが伺える。
2008年3月10日付の日経MJによれば、複数人でインターネット電話を利用しながら、リアルタイムで遠隔飲み会を開く「Skype飲み」も密かなブームとなっており、インターネット電話によって人と人とのコミュニケーション形態が変化していることが伺える。
冒頭でも述べたように、現在IP電話の普及率は高まっており、それとともにインターネット電話利用者も増加していくと考えられる。
携帯電話各社がキャリア間・家族間の無料通話サービスを打ち出す中、インターネット電話が巨大な通信市場でどのように位置づけられていくのか、その動向に着目していきたい。
次回は、インターネット電話の影響による全体的な通話時間や料金の変化、そしてユーザーの携帯電話とインターネット電話の利用の違いなどを調査していく。
調査は、メディアインタラクティブが保有するリサーチ会員に対して行った調査となっております。
あくまでも指標となるものですので、参考データとしてご活用下さい。
業種や取り扱っている商品、またユーザーの属性によっても調査結果は大きく異なると考えられます。
より詳細な業界動向や、ターゲット層に合わせたリサーチにご興味をお持ちの方は、リサーチアウトソーシングサービスをご活用ください。
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調査対象者:IP電話を利用している20歳〜49歳の男女
サンプル数:500
調査期間:2008年3月11日〜2008年3月13日
調査方法:インターネットリサーチ
調査機関:メディアインタラクティブ
本調査結果の単純集計を無料でご提供させていただきます。
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