auは調査を開始した2007年4月より1位だったW41CA(2006年2月9日発売、カシオ計算機製)がランクを一気に3つ下げた。代わりに上がってきたのは、W53CA(2007年8月11日発売)、W52SH(2007年7月4日発売、シャープ製)、W53T(2007年6月14日発売、東芝製)だ。カシオの人気の強さと共に、僅差で2位に上がってきたシャープ製端末にも注目したい。
SoftBankでは、前月と比較するとそのシェアは緩やかに下降しているものの、依然として911SH(2006年11月発売、シャープ製)が1割以上のシェアを獲得している。一方で5位に上がってきたのは、812SH(2007年2月発売)。「PANTONEケータイ」と呼ばれるこの端末は業界初の20色+1(ホークスケータイ)展開の豊富なカラーバリエーション(現在はさらに4色追加)をもつモデルとして注目された。シャープ製端末に人気が集中しているSoftBankだが、同一メーカー内でもユーザーの嗜好が分かれているようだ。
シーズンごとに各キャリアから最新モデルが発表され、次々と新しい機能が追加されている。ハイエンドモデルは人気が高い。しかし最近では、ユーザーの志向が「全部載せ」への一極集中から、「必要なものだけ」へシフトする動きがあるようだ。
端末ごとに継承されていく各メーカーの独自の機能とは別に、キャリアやメーカーを超えて搭載されていく機能がある。販促活動として利用できる旬の機能として、「Flash」「HTMLメール」「おサイフケータイ」を取り上げて、実際にどれだけのシェアがあるのか調べた。
具体的には、キャリアごとに、全アクセスのうち「Flash」「HTMLメール」「おサイフケータイ」対応端末が占める割合をそれぞれ算出した。
Flash対応端末のシェアは非常に高い。DoCoMoでは既に99%、auでも98%以上で、モバイルインターネットにアクセスしている端末のほとんどがFlash対応だということがわかる。アプリをダウンロードせずに手軽にできるFlashゲームが「暇つぶし」ツールとして爆発的な人気となったことは記憶に新しい。また、全てFlashで作成されたモバイルサイトも登場してきている。
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