[レビュー]ファミリーユース的進化--小さくてハイビジョン、パナソニック「HDC-SD9」

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パナソニック
内容:メディアの多様化と高画質化という、大きな進化を遂げているビデオカメラ市場で、コンパクトサイズと高速起動が行える記録メディアとして注目を集めているメモリーカードビデオカメラ。その中でも特にコンパクトサイズで群を抜く、パナソニックのSDシリーズ最新モデルに迫る。

限界を超えた? 小型軽量化を実現

 本機はパナソニックのSDメモリーカード記録のAVCHDカメラである。HDC-SDシリーズの最新モデルで、付属の8Gバイト SD/SDHCメモリーカードにAVCHD規格のH.264フルハイビジョン記録が可能だ。

  • 超小型&超軽量で女性の手でも楽にホールドできる。前面レンズ上に5.1chマイクを装備

 外見は他のメモリー記録カメラと似ていて、レンズ筒のみのようなコンパクトなボディを採用している。外見に際立った高級感はないが、同社らしい嫌みのない万人向きのデザインを採用している。

 手にして印象深いのはその小型軽量さだ。重さは本体のみで275g、バッテリとSDカードを含めても337gと従来機「HDC-SD5」より、約20%軽くなっている。従来機もかなりコンパクトに感じたが、本機はそれを超えていて、手にすると少し大きなデジカメ並みという印象だ。

 メカレス構造のうえ、密封性の高いデザインを採用しているので、野外撮影でもショックやほこりに神経を使う必要が少ない。

 可動部がほとんどないため、電源オフからの起動は数秒と早く、クイックスタートをオンにしておけば、液晶モニタを開けると0.6秒で撮影が可能になる。こうしたフットワークの良さはメモリームービーならではだろう。

  • 左サイドにマニュアル切り替え、手ブレ防止、液晶明るさ、ジョイレバーなどのほか、シーリング内にD端子とUSB端子を装備。液晶モニタ部にボタンやレバーはない

  • 背面の3点スイッチで再生と撮影モードの切り替えが行える。ズームレバーと静止画シャッターのほか、サイドに顔認識、PRE-RECボタンなどが装備されている

  • 背面のバッテリを外すと、DV端子とHDMI端子が使える。下部にSD/SDHCカードスロットを装備している

3CCDで色鮮やかな映像が撮れる

 光学系は光学10倍ズームで、画角は35mm換算42.9〜429mmとハイビジョンカメラとしては標準的といえる。高い色再現力を持つ1/6型56万画素×3の「テルニオン3CCD HD」を装備することで、色解像度の高いフルハイビジョン撮影を実現している。手ブレ補正は光学式だ。

  • 記録モードが従来機の3つから4つに増えた

 記録モードは、最高画質のHAモード(約17Mbps)のほか、HGモード(約13Mbps)、HXモード(約9Mbps)で、いずれも解像度はフルハイビジョンの1920×1080ドット、HEモード(約6Mbps)は1440×1080ドットの撮影が可能だ。記録モードが従来機の3モードから4モードに増やされ、HXモード(従来のHNモード9Mbps)がフルハイビジョンに高解像度化されている。付属の8GバイトSDHCメモリーカードへの記録時間はHAモードで約1時間、HEモードで約3時間となっている。

 映像エンジン「新ユニフィエ」によってフルハイビジョンに対応したH.264 High Profileのエンコードを実現している。静止画撮影は1920×1080ドットに割り切られているが、ムービー撮影時の静止画撮影も可能だ。

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