インテルの6コア「Dunnington」、次第に正体が明らかに - (page 2)

文:Tom Krazit(CNET News.com) 翻訳校正:編集部2008年02月26日 11時15分

 Dunningtonは2006年にリリースされた「Core 2 Duo」チップ以来、同社初のモノリシックデザインとなる。プレゼンテーションによると、Dunningtonでは1つのダイに、45ナノメートルプロセス採用の「Penryn」クラスコアが6つ搭載されるという。DunningtonではPenrynコアのペアが、3MバイトのLevel 2キャッシュを共有し、それぞれのコアから16MバイトのLevel 3キャッシュにアクセスできる。これは、頻繁に使用する命令を格納するに十分な容量であり、これにより、チップからメインメモリにアクセスする際に、フロントサイドバス(FSB)がボトルネックとなるのを防ぐことができるはずだ。

 Intelは、2つのデュアルコアチップを特殊なパッケージに搭載することで4コアチップを構成するという手法を採用した。このやり方は、チップデザイン至上主義者たちの失笑を買ったが、Intelはこれにより、AMDがすべてのコアを1つのダイに搭載する4コアチップ「Barcelona」の技術的問題と1年にわたり格闘を続ける間、短期間で4コアチップをリリースすることに成功した。

 Dunningtonはさまざまなデザインの集合体となるNehalem世代チップの発表直前にリリースされる予定。Intelでは、さまざまな種類のNehalemをリリースする計画だ。その中には、2つ、4つ、8つのコアを搭載し、最大16のスレッド、統合グラフィック機能をする製品なども含まれる。

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ

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