SoftBank では912SH(2007年6月発売)が2位に、また、913SH(2007年7月発売)が5位にランクを上げた。ランクされている端末のうち、911T(東芝製)と913SH(シャープ製)の2機種はスライド式の端末である。他キャリアでランクインしている端末は全て折りたたみ式端末であり、これはSoftBankだけに見られる結果である。
ついに2007年末、携帯電話の契約数が1億台を超えた。それらの携帯電話端末から、企業が運営するモバイルサイトへは、いつアクセスされているのだろうか。今回はキャリア別にくわしく見ていく。 BeMssを利用している約800社のモバイルサイトのアクセス数のうち、2008年1月1日から2008年1月31日までのキャリアごとの時間別のアクセス実績を調べた。
時間別の分布を大きな流れで見た場合にはあまり差はない。3キャリアとも15時、21時〜23時のアクセスシェアは6%を越えており、2007年11月に実施した調査と同様の傾向がうかがえる。
時間帯別に、最もアクセス数が多いキャリアを調べたところ、次のような結果となった。
DoCoMoは50%を超すシェアのため、平均に近い分布になっているが、それでも他キャリアと比較した場合22時、23時台にアクセスされることが最も多いことがわかる。いわゆる「携帯電話がよく利用される時間」と言われている時間帯である。
auも同様に携帯電話版ゴールデンタイムのアクセス数は多い。比較すると19時〜21時、もしくは深夜時間に他キャリアよりも少しだけ多くアクセスされていることもわかった。日中のアクセス数が少ないところから、比較的夜型であるといえる。
特筆すべきは、SoftBankだ。SoftBankは6時から16時までの日中にアクセスされる割合が3キャリア中、最も多い。他キャリアに比べピークは21時と2時間早く、更に22時よりも15時の方がアクセスされていることがわかった。
半径数十センチ以内にあるリアルタイム伝達手段といわれる携帯電話。買い物や飲食店で利用する携帯クーポンは利用する直前にアクセスされることが多い。
例えば日中には買い物で利用するクーポンを得るために、夕方には帰宅途中に食事をする際にクーポンを利用し、就寝前や深夜には読み物コンテンツなどを楽しむ。大きな差異ではないが、企業の販促活動の受け手であるユーザーの特性が表れていると言えるのではないか。
端末への機能過多が問われ、求められる機能が「最新」から、「自分にあった」へ変化してきている。通話プランや端末のデザイン、機能への独自性が差別化され、キャリアごとのユーザ層が明確になってきたことをうかがい知ることができる。
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