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［レビュー］オーディオとPCの間に位置する絶妙なポジション--ヤマハのiPodオーディオ「TSX-100」 - (page 3)

岡安学2008年02月08日 16時00分

ヤマハ

内容：iPodを始めとするデジタルミュージックプレーヤーやケータイによって、外で音楽を聴く環境は整っているが、それとは逆に家で音楽を聴く機会が少なくなっている。コンポを導入するほど大掛かりなものを考えておらず、PCで聴くには少し寂しいという人にぴったりなのが、ヤマハ「TSX-100」だ。

ヤマハならではのハイクオリティサウンド

　実際に音を聴いてみた。音楽ソースがiPodのAACということを加味しても、クリアで聞きやすいというのが率直な感想。手軽に音楽を聴くというレベルでは、十分過ぎるほどの音質だ。

目覚ましのスヌーズ機能。機能をオンにしておくと、青白い色で発光する

　使ってみて意外と役に立つと感じたものが、時計機能だ。大型ディスプレイいっぱいに表示されるデジタル時計はかなり見やすい。HDDレコーダーやPCなど時計表示をしている機器に囲まれているわりには、時間を確認するときはわざわざケータイを見るなど手間のかかることをしていたが、「TSX-100」であれば、否応なく目に入ってくる。

　さらに、目覚ましとしても秀逸。2つの時刻を設定できるデュアルアラームを搭載しており、もちろんスヌーズ機能で二度寝も防止する。スリープタイマーもついているので、音楽を聴きながら眠りに付くこともできるのだ。

　家での音楽視聴を手軽に楽しむことができるのは嬉しいのだが、手軽でないのが価格。実売6万5000円程度と、HDDコンポとほぼ同等かそれ以上の値段となってしまう。コンポにはない良さがあるだけに、もう少し手頃な価格設定が望まれる。