東京工業大学奥村研究室は2月9日、ブログ検索サービス「blogWatcher」の開発者ブログにて、同サービスの運営を2月29日で終了すると発表した。
blogWatcherは、東京工業大学奥村研究室が2004年8月より提供している古参のブログ検索サービス。ブログのデータを収集し、収集したデータのテキストマイニングを行うことで、ブログ記事のキーワードを検索できる。さらに、そのキーワードがいつ、どの程度話題になっていたかということやその話題がポジティブなものなのかネガティブなものなのかといったことを分析し、表示できる。
過去にヤフーのブログ検索サービス「Yahoo!ブログ検索」で技術が採用されたほか、リクルート子会社のブログウォッチャーが運営する口コミ検索サイト「SHOOTI」にも技術を提供している。
サービス終了の理由について、開発者ブログでは(1)保守管理をする人員も必要であり負担になってきた(2)実際の研究開発にもう少し注力したい(3)多くのブログ検索やブログ分析サービスが出てきたほか、blogWatcherをベースとしたSHOOTIもあることから必要性が薄れてきていると感じている--と理由を挙げている。
奥村研究室ではblogWatcherのほかにも、RSSフィードに対応していないサイトのRSSフィードを生成する「なんでもRSS」や、入力したキーワードとよく比較され、「ライバル」となるようなキーワードを検索する「versus search」も提供しているが、これらについては今後も運用を続けるとしている。
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