ネットワークストレージのEqualLogicの買収を先週完了したばかりのDellは米国時間2月4日、自社名を付けた初のEqualLogic製品「Dell EqualLogic PS5000 Series」を発表した。
PS5000 Seriesは、記憶容量が異なる3種類のiSCSI対応ストレージアレイ製品群である。エントリレベルである「PS5000E」は、容量は最大16Tバイトで、1TバイトのSerial ATA II対応ドライブを16台サポートする。価格は2万9110ドル。
「PS5000X」は、ディスク回転速度10000rpmのSerial Attached SCSI(SAS)ドライブを搭載し、6.4Tバイトのストレージ容量を持つ。「PS5000XV」では、15000rpmのSASドライブをサポートし、ストレージ容量は最大4.8Tバイト。
DellがEqualLogicを14億ドルで買収すると発表したのは、11月のことだ。PS5000 Seriesはそれからそれほど時間をかけずに登場する初のDellブランド製品となるため、Dellは製品設計に大きな影響を与えていないと思われる。Dellは、「間もなく」新しい製品を発表することをほのめかしているが、4日の発表時に同社幹部は詳細を明らかにしなかった。
EqualLogic製品で、Dellのミッドレンジストレージラインにイノベーションをもたらすことが予想されている。Dellのストレージ担当セールスエンジニアであるLiam Farrell氏がそれを実演し、それぞれのグリッドに16台のドライブを搭載しながらも全体を1台として動かしてみせた。運行中にストレージアレイから2台のドライブを抜いても、支障はなかった。設定を自動で行うため、空調の騒音が大きくなること以外は、変更があった兆候はない。新製品は性能、柔軟性、信頼性が改善しており、16台のディスク構成が可能だ。
この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ
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