ジェイマジックは2月5日、自社が提供する画像検索プラットフォーム「SAYL(セイル)」を利用したモバイルサービス、「写メとーく!」の開始を発表した。
写メとーく!は、ユーザーの身のまわりにあるものを、携帯電話のカメラで撮影して送信すると、画像をもとに情報の検索ができるサービス。オリジナルキャラクターとのコミュニケーションを通して、ユーザーごとに最適化された情報が提供できるとしている。
アルファ版では、「つとむくん」というオリジナルキャラクターが登場。キャラクターが写真の内容を理解して話しかける、「疑似コミュニケーション」を提供する。擬似コミュニケーションは、ユーザーから送られた画像をもとに、SAYLテータベース中の、CD、DVD、本、レストランなど、約5万件のデータから検索し、合致したデータから、キャラクターとユーザーが、対話を成立させる仕組み。
たとえば、キャラクターの「あなたの好きなCDは何?」の問いに対し、ユーザーがCDジャケットを撮影し、指定のメールアドレスに送付する。SAYLは、その写真が何かを特定し、そのCDのタイトルやアーティストに関係する情報を検索。キャラクターをとおして返答し、ユーザーはセリフやリアクションを楽しむといった内容となる。
また、インターフェースにはFlashを多用。ユーザーが送信する画像により、キャラクターのセリフ、服装、表情が変化する。
なお、写メとーく!アルファ版は、ジェイマジックが提供するサービスの、一部限定ユーザーに対して公開され、一般公開については、今春を予定している。また、画像認識の対象ジャンルの拡大や、キャラクターが成長する機能の実装とともに、ユーザーの行動履歴によるリコメンデーション機能などを、順次投入していく予定。
一般向けにサービスを公開した後は、写メとーく!のキャラクターやストーリー、画像データベースをカスタマイズして、企業キャンペーン向けに提供するASPサービスや、タイアップ広告、検索連動型広告の展開も予定している。
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