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ウイルス:1月の総報告数は減少するも、感染被害は多様化と分散化が進行中

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 トレンドマイクロは2月5日、1月のウイルス・不正アクセス届出状況を発表した。発表によると、1月のウイルス感染被害の総報告数は3268件で、12月の3485件から減少した。しかし、ランキング内のウイルスの半数以上が入れ替わる状況が続いており、依然として感染被害の多様化と分散化が進行中であるとしている。

 1月度のウイルス感染被害ランキングでは、1位がトロイの木馬である「TROJ_DELF(29件)」、2位がバックドアである「BKDR_AGENT(28件)」、3位がトロイの木馬である「TROJ_VUNDO(16件)」となった。このランキングは1月1日から1月31日までに、日本のトレンドマイクロのサポートセンターに寄せられたウイルス被害件数をもとにランク付けを行ったもの。

 1月15日には、トレンドマイクロの無償ツールである「ルートキットバスター」に偽装されたトロイの木馬「TROJ_FAKEBUSTR」が確認された。この事例では海外のフリーソフトをダウンロードできる会員制ウェブサイトが配信する告知メールに偽装し、メール本文に書かれたURLをクリックさせることで悪意のウェブサイトに誘導するものであった。

 ユーザーがこのサイトからダウンロードしてファイルを実行すると、ルートキットバスターの画面が表示され、最新版を入手するには氏名とメールアドレスの登録が必要であると要求される。セキュリティベンダーが提供するツールとそっくりのユーザーインターフェースやブランド名に油断したユーザーが情報を詐取されてしまったものと同社では推測している。

 このほかにも、実際にはウイルスに感染していないにもかかわらず、ウイルスに感染した旨の警告を行うことでユーザーの不安をあおり、偽セキュリティソフトをインストールさせたり、購入を迫って金銭を詐取する手法はすでに定番化している。

 同社では、ウェブサイト経由でソフトウェアをダウンロードする場合は、そのサイトが信頼できるものかを常に意識するとともに、セキュリティソフトのウェブサイトの安全性を評価する機能を使用するよう呼びかけている。

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