トレンドマイクロは9月3日、18歳以上の一般ユーザーを対象に実施した「インターネットの利用動向」に関するアンケート調査の結果を発表した。
調査によれば、回答者の82%が、インターネット利用時における迷惑行為を体験していることが分かった。迷惑行為の上位は、「望まないポップアップメッセージや大量の広告が表示される」(30.6%)、「大量の迷惑メールを受け取った」(26.6%)、「訪問したウェブサイトから、知らないプログラムがダウンロードされそうになった(ダウンロードされた)」(12.4%)だった。
このほか、「ワンクリック詐欺のメールを受け取ったり、ウェブサイトに誘導されたりした」(8.6%)、「YahooやGoogleなどの検索結果から、悪意のあるウェブサイトに誘導されそうになった(誘導された)」(5.0%)といった回答も見られるなど、ウェブを経由した迷惑行為を経験しているユーザーが全体の約31%に上ることが明らかになった。
また、98%のユーザーが、インターネットやPCの利用時に不安を感じていることが分かった。不安の内容としては、「知らないうちにウイルスやスパイウェアに感染してしまうのではないか」(25%)、「ネットショッピングなどで自分のクレジットカード番号や口座番号を入力するのが不安」(22.8%)といった結果となった。
トレンドマイクロでは、最近ではインターネットにおける迷惑行為において、ウェブサイトが重要な役割を果たしつつあり、危険度が増してきていると分析。巧妙化の一途をたどるインターネットの脅威に対応したセキュリティソフトをインストールし、正しく使用することが重要だとしている。
同調査は、8月6日から8日にかけて、インターネットを通じて実施された。有効回答数は1000名。
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