サイボウズは、1月30日開催の取締役会において、連結子会社であるクロス・ヘッドの株式を、テクマトリックスに譲渡することを決議した。
株券引渡しは、1月31日の予定。所有株式3867株のうち、2528株を譲渡し、移動後の所有株式は1339株、所有割合は17.6%となる。なお、譲渡後、クロス・ヘッドは、サイボウズの子会社に該当しない。
クロス・ヘッドは、ネットワークインフラの構築、およびオンサイトサービスの請負をコア事業としている。また、保守、運用サービスにおける技術蓄積を活かし、MSP(Management Service Provider)事業を展開。24時間365日の監視センターを有している。
一方のサイボウズは、中小規模向けウェブ型グループウェア「サイボウズ Office」や、大規模向けウェブ型グループウェア「サイボウズ ガルーン」を中心としたソフトウェア製品を提供している。
また、株式の譲渡先となるテクマトリックスは、すでにクロス・ヘッドの33.4%の株式を所有し、クロス・ヘッドを、持分法適用関連会社としている。
サイボウズでは、テクマトリックスがクロス・ヘッドを連結子会社化し、顧客企業のシステム・ライフサイクル全体を支援する体制を整えることが、クロス・ヘッドの企業価値向上に繋がるものと判断し、このたびの決議にいたったとしている。また、このたびの株式譲渡にともなう、平成20年1月期の業績に与える影響については、現在算定中。
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