いやいや。1つ反省があって、もう「暇?」という言葉にはのらないようにしようと思っているんです。
もちろん、そこから良い経験もしましたし、良い出会いもありましたが、いままではそれで良くても、もう人生折り返し地点です。これからは僕が誰かに「暇?」と言わなければ進歩がないと思うんですよね。
学校で教えているから、人材開発がいかに重要かを感じるとともに、自分ができることや知っていることでシェアできるものはシェアしたいと強く思います。ちょっとした事を知らないがゆえに、ベンチャーでビジネスチャンスを1年ロスしたという話は沢山あるじゃないですか。労力使わないけどビジネスプランを相談されて、秘孔(ツボ)をピッとついたらうまく行ったという話は今までに何回もありますからね。
理由は、凄く単純です。人事コンサルをやっている知人が着物コンサルを開 業し、モルモット顧客になれといわれ、実験台でやられたというのが大元です。
ただ、びっくりしたのがスーツと着物を着ている自分を見て、どっちが似合っているか一目瞭然なんですよ。これは結構衝撃的でしたね。
米国で学校、会社を通してさまざまな国の人と知り合う中で、日本を今からでもじっくり勉強してみても良いかなとも思いますね。文楽などには興味を持ち始めています。
これまで受け継がれている日本文化の中には何か意味があると思うんですよね。それは理系の人間が謎を解き明かすという気持ちに似ているかもしれません。着物を着ると、やはり日本人だからでしょうか、背筋がビッとしますよね。
いや、直感ですね(笑)。理屈は後から付けてくる感じですね。それにしても『仮面ライダー電王』はすごい。
(ここからしばらく仮面ライダーに関する話題が続きました)
どうでしょうね、これはキャラですから(笑)。芸風を今から変えろと言われても難しいですよね。一人で何でもできるわけではないという気持ちが強いのと好奇心が強いのかもしれませんよね。
歴史小説や歴史マンガですね。三国志(著横山光輝)など。
昔は諸葛孔明でしたが、今はマンガ『北斗の拳』のトキ(主人公ケンシロウの兄=次男)ですね。ラオウ(主人公ケンシロウの兄=長男)みたいに物事をスパッと切ってしまうよりは、トキのように風のようにかわして急所を撃つというそのスタイルが尊敬できますね。
ミーティングをするときに、こっちの思っていること+すべてを言わずに若干ずらしてぶつけてみて、相手に「こうですよ」と言わせる隙を作るというやり方は結構使いますからね。ビジネスプランの秘孔を突くというのも同様です。
ワインですかね。あれは趣味から脱しないと。いい加減ストップをかけないと、ワインの値段はピンキリですからね。カリフォルニアワインが好きですね。最近はオレゴンのワインにはまっています。
向いている人にはなってもらいたいし、向かない人には別の道にいってもらいたい。
日本社会はアントレプレナーシップを失わせたりくじくところがあるから、それを育むことは不可欠です。しかし、起業の熱だけを学んで卒業した人はそのあとが大変なんですよ。「頑張ります!」と世の中に出ていくけどこけてしまう。アントレプレナーシップは「起業して、頑張ります!」ということではないので、カリキュラムを考える必要があるんでしょうね。
大企業とベンチャー、技術とクリエティブという壁をすりぬける透明人間ですかね(笑)。
1997年日本アイ・ビー・エム入社。ベンチャー企業との協業、インターネットプロバイダー市場のマーケティングを経て、2000年よりナスダック・ジャパンに出向し、関東のIT企業および関西地区を担当。帰任後は、IBM Venture Capital Groupの設立メンバーとして参画し、その後退職し米国へ留学。パブリックラジオ局(KPFA)での番組放送の経験を得て帰国後の現在は、「“声”で人々を元気にする」をモットーにラジオDJ、イベント司会、ポッドキャスティングの分野で活動中。「Venture BEAT Project」プランニングメンバー。好きな言葉は「アドベンチャー」。
ブログ:「Edokko in San Francisco 2007」
趣味:タップダンス、ビリヤード、会話、旅、スペイン語
特技:アメリカンフットボール、陸上競技100m
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