ビデオリサーチインタラクティブ(VRI)は1月25日、フリー百科事典「ウィキペディア」の視聴動向をまとめ、発表した。2007年1年間の推定訪問者数は2740万人に達しており、2006年の年間推定訪問者数1851万人に対し、約1.5倍の規模に至った。2005年(年間推定1194万人)から2006年の年間推定訪問者数の伸び率も155%であり、依然として高い伸張率を示している。
ただし月別の時系列推移では、推定訪問者数は2006年では2ヶ月連続して減少することがなかったものの、2007年では2月から4月および11月から12月で連続して前月スコアを下回り、また、訪問者ひとり当たりの接触回数や視聴ページ、滞在時間といった指標にダイナミックな変化が見当たらないことから、「ウィキペディア」がある程度一般化したことに伴い、安定期に移行しつつあると推察している。
なお、2007年12月度の「ウィキペディア」訪問者の参照元ドメインは、「yahoo.co.jp(719万人)」「google.co.jp(313万人)」「google.com(81万人)」の順となっており、百科事典としての役割を求めて検索エンジンによる検索結果からの遷移が圧倒的多数を占めていた。
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